皆さんは『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え-』(岸見一郎・古賀史健著)をご存知でしょうか?
本書は、トーハンのベストセラーランキングで史上初の6年連続トップ5入りを果たし、世界累計でも500万部以上を売り上げた大ベストセラー。アルフレッド・アドラーが提唱したアドラー心理学を、青年と哲人が対話する形で解説しています。
この記事では『嫌われる勇気』の第四夜で紹介される共同体感覚を取り上げ
・共同体感覚とは何なのか
・共同体感覚を掘り起こすと幸せになれる理由
・ブログ運営者Hikariの共同体感覚に対する考え
をご紹介します。
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【嫌われる勇気】共同体感覚とは何なのか

まずは『嫌われる勇気』の引用をご覧ください。
他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることを、共同体感覚といいます。
引用:岸見一郎・古賀歴健著『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え-』
アドラーは自らの述べる共同体について、家庭や学校、職場、地域社会だけでなく、たとえば国家や人類などを包括したすべてであり、時間軸においては過去から未来までも含まれるし、さらには動植物や無生物までも含まれる、としています。
引用:岸見一郎・古賀歴健著『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え-』
ひとことでまとめると、共同体感覚とは、過去や未来を含めた他者や動植物、無生物物を仲間だとみなし、共同体の中に「自分の居場所がある」と感じられる感覚を指します。
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【嫌われる勇気】共同体感覚を掘り起こすと幸せになれる理由

ブログ運営者のHikariは、大学生の頃に『嫌われる勇気』を読み、約5年間、共同体感覚を掘り起こす努力を続けてきました。そして感じたのが、共同体感覚を掘り起こす努力をすると、持続性の高い幸せを得られるということです。
理由は以下の通り。
①世界中の仲間に支えられているのを実感できるから
②仕事にやりがいを感じられるから
③物の裏側に仲間の愛を感じられるから
④他者に優しくなれるから
⑤人とのつながりが孤独感を和らげるから
⑥仲間が作りあげた世界を愛おしく感じられるから
⑦嫉妬心がなくなるから
⑧他者と比較や競争をしなくなるから
⑨ありのままの自分を受け入れられるから
⑩自然に支えられているのを実感できるから
⑪自然とのつながりが孤独感を解消するから
⑫癒しを得られるから
⑬心に余裕ができるから
⑭自然現象を受け入れられるから
①から⑨に関しては、人とのつながりを感じると幸せになれる理由【持続性も高い】で、⑩から⑭に関しては、自然や他の生命とのつながりを感じると幸せになれる5つの理由で詳しく紹介しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
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【嫌われる勇気】今後も共同体感覚を掘り起こす努力を続けたい

アドラー自身は、共同体感覚を「到達できない理想」だと提言しています。
それでも僕は、共同体感覚を掘り起こす努力を続けたいと思います。なぜなら共同体感覚がもたらす幸せは、自分の心さえ失わなければ永久に感じられるから。
お金や美しい外見などの、物から得られる幸せはとても脆いです。理由は以下の通り。
・物を失った途端に幸せを感じられなくなるが、物は失われやすいから
・より多く、より優れたものを得ようとする執着が不幸を生み出すから
・自分より多くを持っている人や、優れたものを持っている人と比較して落ち込んでしまうから
美しい外見は歳をとるごとに劣化しますし、収入は社会の状況などでいとも簡単に変動します。自分より美しい外見を持った人やお金を稼いでいる人に出会ったときは、比較して落ち込んでしまうでしょう。
また整形をして美しい外見を手に入れたり、副業を頑張ってたくさんお金を稼いだりしても、「もっと美しい外見が欲しい」「もっとたくさんのお金が欲しい」という執着が生まれるため、安定した幸せは得られません。

一方共同体感覚による幸せは、豊かな心を育て続ければ永久に感じられます。誰かが自分の心を奪うことはできませんし、執着を生み出すこともありません。
ぜひ皆さんも共同体感覚を掘り起こす努力をしてみませんか?共同体感覚は「到達できない理想」ではありますが、努力して理想に近づけば、持続性の高い幸せを得られるはずです。