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摂食障害を治す

【「拒食」を発症しやすいタイミング】「遭難したような不安」を感じたとき

・過食を伴わない拒食症

・過食を伴う拒食症

・過食嘔吐

・非嘔吐過食症

の方に向けて

「拒食」を発症しやすいタイミング

をご紹介します。

結論から述べると、「拒食」を発症しやすいのは、「自分一人で努力すれば何とかなる」というルールが崩れ、遭難したような不安を感じたときです。

本文では具体例を交えて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。

この記事でいう「拒食」とは、拒食症のことではなく、「拒食」の要素のことです。

過食嘔吐や非嘔吐過食症にも、「拒食」の要素が含まれていることに注意してください。

「拒食」の要素については、以下の記事で詳しく解説しました。

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「拒食」を発症しやすいのは「遭難したような不安」を感じたとき

引用をご覧ください。

拒食症がどんなときに発症するか、というタイミングには多くの人に共通点があります。簡単にいうと、「実際の生活でそれまで通りのルールが通用しなくなり、遭難したような気持ちになっているとき」です。

引用:水島広子著『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』

典型的な発症パターンは、思春期に自分の生き方を見失ってしまうことによるパニックから始まるというものである。一般に、拒食症になる人は、それまで、「自分一人で努力すれば何とかなる」というルールの中で暮らしてきており、そのルールが崩れるときに病気が発症する。

引用:水島広子著『摂食障害の不安に向き合う』

まとめると「拒食」を発症しやすいのは、「自分一人で努力すれば何とかなる」というルールが崩れ、「遭難したような不安」を感じたときです。

人は社会の中で様々な役割を担っていますが、特定の時期にそれらの役割は変化します。

進学や就職、転職、親元を離れる、結婚、出産などがその代表例。

「自分一人で努力すれば何とかなる」というルールを持っている人は、このような「役割の変化」をうまく乗り越えられず、「遭難したような不安」を感じがちです。

なぜなら「役割の変化」という困難に直面しても、自分一人で何とかしようとして他者の助けを借りられないから。

このように「遭難したような不安」を感じたときでも、安心感を与えてくれるのが「拒食」です。

体重には「食べなければ痩せる」という明確なルールがあるため、「自分一人で努力すれば何とかなる」という今までのルールが通用するからです。

具体的な「拒食」を発症しやすいタイミング

「拒食」を発症しやすい具体的なタイミングを3つご紹介します。

①いじめを受けたとき

②スポーツや芸術で挫折したとき

③トラウマになるような体験をしたとき

順に見ていきましょう。

①いじめを受けたとき

A子は進学した中学校で、原因のわからないいじめを受けるようになった。

「いい子にしていれば人に好かれる」というルールが崩れ、「どうすれば人とうまくやっていけるのだろう」といった不安を感じるため、「拒食」を発症しやすくなります。

②スポーツや芸術で挫折したとき

D子は部活のバドミントンで優秀な成績を収めていたが、怪我を機に今まで通りのパフォーマンスを発揮できなくなり、バドミントン選手としてのキャリアを諦めざるを得なくなった。

スポーツや芸術など、それまで自分が打ち込んできた活動に限界を感じたり、何らかの理由で活動できなくなったりしたときも、「拒食」を発症しやすいタイミングです。

「努力すれば良い成績を収められる」とったルールが崩れ、「これから何を頑張って生きていけばいいのだろう」といった不安を感じるからです。

③トラウマになるような体験をしたとき

E子は職場でセクハラを受けて以降、通勤している電車の中で動悸や吐き気に襲われるようになった。しまいには家を出ただけで具合が悪くなるようになり、仕事を辞めてしまった。

トラウマになるような体験をしたときも、「自分はこのさき生きていけるだろうか」といった不安を感じるため、「拒食」を発症しやすくなります。

ブログ運営者Hikariが「拒食」を発症したのも「遭難したような不安」を感じたとき

僕が「拒食」を発症したのも「遭難したような不安」を感じたときでした。

具体的には学校のテストで良い成績をとれていたのに、進学を機にどれだけ勉強しても良い成績を取れなくなったときです。

中学生の頃は毎日勉強を頑張っていて、学校のテストでは一桁の順位しかとったことがありませんでした。

しかし高校に進学すると一転。

どんなに勉強を頑張っても、テストで良い成績を取れなくなりました。

良くて真ん中くらいの順位、悪くてビリから2番目です。

このときに

・勉強を頑張れば良い成績がとれる

・努力は報われる

といったルールが崩れ

Hikari
Hikari
自分は良い大学に通い、良い会社に就職して立派な人生を送れるだろうか

という不安を感じました。

そんなときに安心感を与えてくれたのが「拒食」。

何もかもうまくいかず不安なときでも、体重だけは「食べなければ痩せる」というそれまでのルールが通用します。

Hikari
Hikari
せめて痩せてかっこいい自分になりたい

と思った僕は、体型を過剰に気にするようになり、「拒食」の要素を含む非嘔吐過食症を発症しました。

「遭難したような不安」を解消し、安心感を得る

おわりに記事の要点をまとめます。

(1)「自分一人で努力すれば何とかなる」というルールが崩れ、「遭難したような不安」を感じたときに、「拒食」を発症しやすい

(2)具体的な「拒食」を発症しやすいタイミング

①いじめを受けたとき

②スポーツや芸術などの、自分が打ち込んできた活動で挫折したとき

③トラウマになるような体験をしたとき

(3)ブログ運営者のHikariが摂食障害を発症したタイミング

学業で良い成績をとっていたのに、進学を機に努力しても良い成績がとれなくなったとき

本文で紹介したもの以外にも、「拒食」を発症しやすいタイミングはあります。

まずは、自分がどんな「遭難したような不安」で「拒食」を発症したのかを探ってみてください。

「遭難したような不安」を解消し、安心感を得られれば、少しずつ「拒食」の症状は良くなっていきます。

安心感を得る方法については、摂食障害の専門家である水島広子先生の著書で随所に紹介されているので、ぜひ手に取って読んでみてください。

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