という方に向けて
「心の鎧」を捨ててありのままの自分を受け入れ、自己肯定感を上げる方法
をご紹介します。
「心の鎧」とは

「心の鎧」とは、親や周りの人から認めてもらい、自尊心を保つために無理して身につけるものを指します。
代表的な例は以下の通り。
・学校での良い成績
・部活や習い事での良い成績
・仕事での地位
・資格
・容姿
・学歴
・お金
もちろんこれらを所有することが、自分の大切な価値観に合っているのであれば問題はありません。
ところが
と、親や周りの人から認めてもらい、自尊心を保つために無理して身につけると、これらは「心の鎧」となり、自分自身を縛りつけていきます。
「心の鎧」を武装し続けるのは難しい

無理して「心の鎧」を身につけると、親や周りの人から認められ、一時的には満足感を得られるかもしれません。
猛勉強して学校のテストで1位を取れば、親や友達、学校の先生から褒められ、一時的には満足できるでしょう。
ところが「心の鎧」を身につけた自分はありのままの自分ではないので、武装し続けるのは非常に難しいです。
次のテストで1位を取るには、再び猛勉強をしなければなりません。
また猛勉強のすえ偏差値の高い学校に進学しても、周りのレベルが上がる分、学校のテストで良い成績を取るのはさらに難しくなります。
「心の鎧」で自分を武装するのが困難になると、心身が疲れて無気力になったり、ひどいときにはうつ病や摂食障害などの精神疾患にかかったりします。
「心の鎧」を捨てる方法

そもそも「心の鎧」は、その存在自体に気付くのが非常に難しいです。
なぜなら人は、「心の鎧」を身につけた自分を、ありのままの自分だと信じたいから。
たとえば
・親に就職するように言われたから
・周りの人や社会に認られたいから
・たくさんさんのお金を稼いで、自尊心を満たしたいから
といった理由で大企業に就職したとき、就職して他者に認められる立派な自分を、ありのままの自分だと信じたくなります。
ところが他者に認めてもらい、自尊心を満たすために就職した自分は、ありのままの自分ではありません。「心の鎧」を身につけた偽りの自分です。
偽りの自分ではのびのびと生きられないので、どこか息苦しい人生を送ることになってしまいます。
ですのでまずは、自分が得ようとしているものが、自尊心を保つための「心の鎧」にならないかをよく考えてみてください。
もし「心の鎧」になると思ったら、思い切って身につけるのをやめてしまいましょう。
「心の鎧」を捨てると自己肯定感が上がる

「心の鎧」を捨てると自己肯定感が上がります。
なぜなら、何も身につけていないありのままの自分でも問題なく生きれることを知り、そんな自分を受け入れられるようになるから。
皆さんは
・親の望んだ学校に進学できない自分には価値がない
・正社員として働けない自分には価値がない
・お金を稼げない自分には価値がない
と考えていませんか?
みんなと同じであることを強いられたり、競争を強いられたりする現代社会では、このように考えてしまうのも無理はありません。
しかしこうした思考はすべて幻想です。
実際には親や周りの人に認められなくても生きていけますし、正社員にならなくても、たくさんのお金を稼がなくても生きていけます。
「心の鎧」を捨てると、こうした事実に気付き、ありのままの自分を受け入れられるようになるでしょう。