摂食障害の克服におすすめの本
瞑想

【感想】『無常の見方 』(アルボムッレ・スマナサーラ著)を読んだ感想

アルボムッレ・スマナサーラ著『無常の見方』を読んだ感想

をご紹介します。

【感想】『無常の見方』(アルボムッレ・スマナサーラ)を読んだ感想

アルボムッレ・スマナサーラ著『無常の見方』は、世間で誤って認識されている無常と、釈尊が教えた真理としての無常の違いや、無常を知るメリットについて解説した本です。

この記事では、『無常の見方』を読んで感じたことの一部をご紹介したいと思います。

①他者に批判されたりレッテルを貼られたりしても、気にする必要はない

②安心するための土台は存在しない

③痛みを抱えることや何かを失うことを悲観する必要はない

④未来をよくする唯一の方法は、今を善く生きること

さっそく順に見ていきましょう。

①他者に批判されたり、レッテルを貼られたりしても気にする必要はない

引用をご覧ください。

あの人が頑固が優柔不断彼は、断言できるものではありません。まるで一貫していません。ある人が死ぬまで頑固、死ぬまで優柔不断という事はありえないのです。その上、人の評価は評価する側の都合、立場によっても変わります。レッテルを貼る人の都合で頑固になったり、優柔不断になったりするのです。

引用:アルボムッレ・スマナサーラ著『無常の見方』

上記を読んで、他者に批判されたり、レッテルを貼られたりしても、気にする必要はないのだと思いました。

引用にある通り、自分の心も体も絶えず変化しているため、他者の言葉が自分を的確に表し続けるはずがないからです。

もっと言ってしまえば、名前や肩書き、体、感情、思考などなど、「私」を構成するすべての要素は「私」ではないので、他者の言葉が「私」を表すことはできません。

「私」から名前や肩書きがなくなっても、「私」は存在しますよね?同じように体や思考、感情がものすごい速さで変化しても、「私」は存在します。

こんな感じで、「私」を「私」たらしめるものはどこにも存在しない(無我)ので、他者の言葉は「私」をすり抜けていくだけです。

②安心するための土台は存在しない

引用をご覧ください。

人生は旅のようなものだ。旅というからには、きっと帰るべき我が家があるに違いない。いくら旅人とはいっても、安住の地がないのはあまりにかわいそうだ。人間には帰るべきところがきっとあるのだ。これは妄想です。「いずれ人間は、あたかも旅人のようにしかるべきところに帰る」などという計画は、あるとは実証できません。たんなる頭の遊びです。しかし実際に人間は、このようにして「安住の我が家がある」「帰るべき天国がある」と妄想するのです。

引用:アルボムッレ・スマナサーラ著『無常の見方』

僕自身もずっと、安心するための土台を探していました。家族と疎遠で、友達や恋人もおらず、直接関わる人といえば、仕事仲間くらいしかいなかったからです。

しかし『無常の見方』読んで、安心するための土台を探すのをやめようと思いました。なぜなら一切の現象は無常で、人も組織も絶えず変化するからです。

人も組織も絶えず変化するなら、安心するための土台がいつ崩れ去っても不思議ではありません。

恋人ができても、お互いに絶えず変化しているので、死ぬまでずっと一緒にいられるとは限らないでしょう。

何らかの組織に所属しても、不祥事を起こして組織自体がなくなってしまうかもしれません。自分も組織も絶えず変化しているので、そこを自分の居場所として感じられなくなる場合もあるでしょう。

安心できる場所を見つけなければ生きていけないような気がしていましたが、そんな場所はどこにもないと知れたおかげで

Hikari
Hikari
今のままで生きていけるんだ

と安心できました。

③痛みを抱えることや何かを失うことを悲観する必要はない

引用をご覧ください。

すべては、良くもあり、悪くもあり、なのです。一切の現象の「+」「−」は、「ゼロ」で釣り合ってしまいます。無価値なのです。

引用:アルボムッレ・スマナサーラ著『無常の見方』

上記を読んで、痛みを抱えることや何かを失うことを悲観する必要はないのだと思いました。

一切の現象はプラスマイナスゼロで釣り合っているので、痛みを抱えるからこそ得られる何かがあります。

たとえば僕の場合、摂食障害(非嘔吐過食症)を経験したからこそ、自分を知ることの大切さや、人に頼ることの大切さ、自己主張することの大切さを知れました。

長い間孤独を感じできたからこそ、人の温かさを肌で感じられるようになりました。

また一切の現象はプラスマイナスゼロで釣り合っているので、今持っている何かを失っても、必ず得られるものがあります。

たとえば僕が視力を失ったら、関わっている人々の愛や温かさを、肌で感じられるようになるかもしれません。視力以外の五感を使って、今までは気付けなかった、この世界を循環する愛に気付けるようになるかもしれません。

一切の現象はプラスマイナスゼロで釣り合うので、この先自分にどんな悲劇や喜劇が起きても、心を大きく動かさずに生きていける気がしました。

④未来をよくする唯一の方法は、今を善く生きること

引用をご覧ください。

今の瞬間は次の瞬間の原因になります。ですから、将来、良い結果を期待するなら、「将来と言う妄想」の中で空回りするのではなく、心は今の瞬間という現実に集中するべきです。

引用:アルボムッレ・スマナサーラ著『無常の見方』

上記を読んで、自分の未来を善くしたいのであれば、今を善く生きるしかないのだと思いました。

一切の現象は因縁によってあらわれるので、今を善く生きていれば、必然的に未来もよくなっていきます。

僕は自分の未来をよくするために

・瞑想する

・運動する

・目の前の作業に集中する

・どんな場所に置かれていても、自分ができる限りのことをする

・慈悲の心を育てる

・他者に愛を贈る

を心掛けようと思います。

【『無常の見方』の感想】仏教は安心感を与えてくれる

『無常の見方』を読んで、仏教はたくさん安心感を与えてくれると思いました。

他者の批判を気にする必要はないと思えたし、安心するための土台がなくても生きていけると思えた。自分が持っているものを失くしても生きていけると思えたし、今を善く生きていれば、自分の未来は必ず良くなると思えた…

「解脱したい!」「悟りたい!」というわけではありませんが、今後も仏教について勉強して、うまく人生に取り入れられたらいいなと思います。

もちろん、瞑想の実践も疎かにせずに。