・拒食症や過食症を克服したい方
・身近に拒食症や過食症の患者さんがいる方
に向けて
摂食障害の克服におすすめの3冊の本
をご紹介します。
Contents
摂食障害の克服におすすめの本3冊

摂食障害の克服におすすめの本は以下の3冊です。
①『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』
②『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』
③『摂食障害の不安に向き合う』
本の著者はすべて、摂食障害の専門家である水島広子先生。
ブログ運営者のHikariは、大学生の頃に『拒食症・過食症の正しい知識と治し方』を読み、自分なりに努力して非嘔吐過食症を克服しました。
引用をご覧ください。
本文中にも書きましたが、実際に本を読んで努力しただけで病気が治ってしまったという親子にも出会いました。
引用:水島広子著『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』
上記の通り、本を読んで努力しただけで摂食障害が治った方は、他にもいらっしゃるようです。
皆さんもぜひ摂食障害の克服に3冊を役立ててください。
以下に本の内容をご紹介します。
①『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』
本の特徴は以下の通り。
・分量がそれほど多くなく、わかりやすい文章で書かれているため、3冊の中で最も読みやすい
・摂食障害の基本的な治し方と知識を網羅している
・「拒食」と「過食」に同じくらいのページを割いている
・3冊で唯一、摂食障害に関連する病気を取り上げている
・摂食障害の患者さんや、身近に摂食障害の患者さんがいる方向け
本書の1番の特徴はわかりやすさ。
3冊の中でもっともわかりやすい文章で書かれているので、まずは『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』を読むことをおすすめします。
ブログ運営者のHikariは、大学生の頃に本書を読み、自分なりに努力して非嘔吐過食症を克服しました。
内容としては、「拒食」と「過食」の基本的な治し方と知識がバランスよく含まれています。
わかりやすさがウリなので、取り上げられている内容は少なめ。
しかし唯一、摂食障害に関連する病気について、簡単ではありますが取り上げています。
気になる方はぜひ参考にしてください。
②『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』
本の特徴は以下の通り。
・分量も文章の読みやすさも、3冊の中で真ん中
・対人関係療法に多くのページが割かれている
・3冊の中で唯一、外見が重視される日本社会や、摂食障害が女性に多い理由を取り上げている
・どちらかというと「過食」に多くのページが割かれている
・症例がいくつか取り上げられていて、わかりやすい
・摂食障害の患者さんや、身近に摂食障害の患者さんがいる方、治療者向け
本書の特徴は、摂食障害の基本的な治し方と知識を網羅しつつも、対人関係療法に多くのページを割いている点です。
『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』の内容を詳しくし、さらに対人関係療法をプラスしたイメージ。
どちらかというと「過食」に多くのページを割いています。
また3冊の中で唯一、外見が重視される日本社会や、摂食障害が女性に多い理由について詳しく解説。
分量と読みやすさに関しては、3冊の中で真ん中です。
『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』を読んだあとに読むと、理解しやすいかと思います。
③『摂食障害の不安に向き合う』
本の特徴は以下の通り。
・分量が多く、専門的な用語も使われているため、3冊の中で最も読むのに苦労する
・摂食障害の患者さんや治療者、家族の不安との向き合い方が書かれている
・どちらかというと「拒食」に多くのページが割かれている
・症例が多く取り上げられているので、わかりやすい
・摂食障害の治療者や、身近に摂食障害の患者さんがいる方向け
本書の特徴は、取り上げられている内容が3冊の中で最も多い点です。
『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』に、さらに詳しい内容を付け加えたイメージ。
そのぶん内容が専門的で、読むのに少し苦労するので、最初にこの本を読むのはおすすめしません。
専門用語が多少使われていたり、治療者の不安との向き合い方を取り上げたりしているので、摂食障害の治療者に向けて書かれている印象です。
ただ専門用語といっても、一般の人が理解できるよう説明があるので、患者さん自身が読んで摂食障害の克服に役立てることもできます。
どちらかというと「拒食」に多くのページを割いる印象。
またタイトルの通り、患者さんや家族、治療者の不安との向き合い方にも、多くのページを割いています。
摂食障害の克服におすすめの本3冊を効率よく読むには

どの本を読もうか迷っている方に向けて、3冊の本の効率的な読み方をご紹介します。
①おすすめの読む順番
②どうしても一冊しか読めない場合
③「過食」について詳しく知りたい場合
④「拒食」について詳しく知りたい場合
⑤対人関係療法について詳しく知りたい場合
順に見ていきましょう。
①おすすめの読む順番
おすすめの読む順番は以下の通り。
①『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』
↓
②『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』
↓
③『摂食障害の不安に向き合う』
『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』は、分量がそれほど多くなく、わかりやすい文章で書かれているため、1番最初に読むのにぴったりです。
逆に『摂食障害の不安に向き合う』は、分量が多く、少々専門的な内容も含んでいるため、1番最後に読むのをおすすめします。
②どうしても一冊しか読めない場合
3冊すべて読むのに越したことはありませんが、どうしても1冊だけというのであれば、『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』をおすすめします。
簡単な文章で書かれているので理解しやすいですし、基本的な摂食障害の正しい治し方と知識を網羅しているからです。
③「過食」について詳しく知りたい場合
『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』を読んだうえで、「過食」について詳しく知りたい方には、『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』がおすすめです。
過食症の成り立ちや「心のブレーキを外すトレーニング」などの、「過食」に関する内容を詳しく取り上げられています。
④「拒食」について詳しく知りたい場合
『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』を読んだうえで、「拒食」について詳しく知りたい方には、『摂食障害の不安に向き合う』がおすすめです。
「拒食症は強迫性障害やPTSDなどの不安障害に近い」といった、拒食症の本質を詳しく解説してくれます。
⑤対人関係療法について詳しく知りたい場合
『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』を読んだうえで、対人関係療法について詳しく知りたい方には、『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』と『摂食障害の不安に向き合う』をおすすめします。
2冊とも対人関係療法についてはかなり詳しく解説していますし、取り上げている内容が微妙にずれているからです。
摂食障害の克服におすすめの本3冊を読むだけで、摂食障害が治る人もいる

ブログ運営者のHikariは、大学生の頃に『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』を読み、自分なりに努力して非嘔吐過食症を克服しました。
引用をご覧ください。
本文中にも書きましたが、実際に本を読んで努力しただけで病気が治ってしまったという親子にも出会いました。
引用:水島広子著『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』
僕と同じように、本を読んで努力しただけで、摂食障害が治る方は他にもいらっしゃるようです。
ぜひ今回紹介した3冊の本を、摂食障害の克服に役立ててください。