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摂食障害を治す

【超重要】摂食障害は「拒食」の要素と「過食」の要素で構成される

・過食を伴わない拒食症

・過食を伴う拒食症

・過食嘔吐

・非嘔吐過食症

・むちゃ食い障害

の方に向けて

•摂食障害を構成する「拒食」の要素と「過食」の要素

•それぞれの摂食障害の適切な治し方

をご紹介します。

摂食障害を克服する上でとても重要な記事なので、ぜひご覧ください。

「拒食」の要素とは

まずは「拒食」の要素についてご紹介します。

「拒食」の要素を一言でいえば、体重を増やすことについての恐怖です。

引用:水島広子著『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』

上記の通り「拒食」とは、体重を増やすことが怖いという要素です。

「拒食」の要素は、さらに2つに分けられます。

①達成感・安心感のための「拒食」

②恐怖症としての「拒食」

順に見ていきましょう。

①達成感・安心感のための「拒食」

達成感・安心感のための「拒食」とは、「遭難したような不安」を感じたときに、体重を低く保つことで、達成感や安心感を得ようとする要素です。

努力すればできていたことができなくなったり、マイルールが崩れたりすると、心配性の人は達成感や安心感を得られなくなり、「遭難したような不安」を感じます。

以下がその代表例です。

A子は中学のテストで常に学年トップの成績をとっていたが、高校進学を機にどんなに勉強しても良い成績をとれなくなり、将来の自分に不安を感じた。

このような「遭難したような不安」を感じたときに、達成感や安心感を与えてくれるのが体重です。

「食べなければ痩せる」という明確なルールがあり、努力すれば必ず結果を得られますからね。

②恐怖症としての「拒食」

達成感・安心感のための「拒食」は、時間がたつと恐怖症としての「拒食」に変わります。

恐怖症としての「拒食」とは、頭では体重が少々増えることは問題ないとわかっていても、怖くて体重を低く保たずにはいられない要素です。

恐怖症としての「拒食」を持つ人は、体重を低く保っても達成感や安心感を得られず、「体重を増やすのが怖い」という強い縛られ感のみを感じます。

「過食」の要素とは

次に「過食」の要素についてご紹介します。

「過食」の要素は、ストレスにゆきづまると過食する、というものです。

引用:水島広子著『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』

これは、「モヤモヤとしたネガティブな気持ちから逃れたい」という動機から行われる過食のことです。

引用:水島広子著『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』

まとめると「過食」とは、「自分のことが嫌いな気持ち」や、「モヤモヤしたネガティブな気持ち」などのストレスから逃れるために、過食や過食嘔吐をするという要素です。

「ストレスから逃れるために過食している」という意識がある人もいれば、そのような意識なく過食している人もいます。

どちらにしろストレスが溜まっていることに変わりはありません。

それぞれの摂食障害に含まれる「拒食」の要素と「過食」の要素の大きさ

「拒食」の要素と「過食」の要素が、それぞれの摂食障害にどの程度含まれているのかご紹介します。

①過食を伴わない拒食症

②過食を伴う拒食症

③過食嘔吐

④非嘔吐過食症

⑤むちゃ食い障害

ポイントは以下の通り。

①「拒食」の要素は、上の摂食障害から下の摂食障害にいくにつれて小さくなる。

一番下のむちゃ食い障害には、「拒食」の要素が一切含まれていない。

②「過食」の要素は、過食を伴わない拒食症以外のすべての摂食障害に、同じ大きさで含まれている。

過食を伴わない拒食症には、「過食」の要素は一切含まれていない。

それぞれの摂食障害について、順に見ていきましょう。

①過食を伴わない拒食症

大きな「拒食」の要素のみで構成されます。「過食」の要素は一切含まれていません。

②過食を伴う拒食症

やや大きな「拒食」の要素と、「過食」の要素で構成されます。

過食を伴わない拒食症に比べると、「拒食」の要素は小さめです。

③過食嘔吐

小さな「拒食」の要素と「過食」の要素で構成されます。

過食を伴う拒食症に比べると、「拒食」の要素は小さめです。

④非嘔吐過食症

小さな「拒食」の要素と、「過食」の要素で構成されます。

過食嘔吐に比べると、「拒食」の要素はさらに小さめです。

⑤むちゃ食障害

「拒食」の要素は一切含まれておらず、「過食」の要素のみで構成されます。

それぞれの摂食障害に合った治し方を知る

「拒食」の要素と「過食」の要素では、それぞれ治し方が異なります。

摂食障害を克服するには、自分がかかっている摂食障害にどの程度「拒食」と「過食」の要素が含まれているのかを知り、適切な治療をすることが大切です。

ここではそれぞれの摂食障害で、「拒食」の治療と「過食」の治療をどの程度取り入れるべきなのかをご紹介します。

①過食を伴わない拒食症

②過食を伴う拒食症

③過食嘔吐

④非嘔吐過食症

⑤むちゃ食い障害

順にみていきましょう。

①過食を伴わない拒食症

大きな「拒食」の要素のみで構成されるため、「拒食」の治療のみ必要です。

「過食」の要素は一切入っていなので、「過食」の治療は必要はありません。

②過食を伴う拒食症

やや大きな「拒食」の要素と、「過食」の要素で構成されるため、両方の治療をする必要があります。

③過食嘔吐

メインは「過食」の治療です。

しかし「過食」の要素に加えて「拒食」の要素も含まれているので、少々「拒食」の治療も必要です。

④非嘔吐過食症

メインは「過食」の治療です。

しかし「過食」の要素に加えて、わずかに「拒食」の要素も含まれているので、少々「拒食」の治療も必要です。

⑤むちゃ食い障害

「過食」の治療のみ必要です。

「拒食」の要素は含まれていないので、「拒食」の治療をする必要はありません。

「拒食」の要素と「過食」要素の治し方

おわりに記事の要点をまとめます。

(1)摂食障害には「拒食」と「過食」の要素があり、それぞれの摂食障害によって含まれる大きさが異なる

(2)摂食障害を克服するには、自分の摂食障害にどの程度「拒食」と「過食」の要素が含まれているのかを知り、それぞれの治療をする必要がある

「拒食」の要素と「過食」の要素の治し方については、水島広子先生の著書『拒食症・過食症の正しい治し方と知識』で紹介されています。

ぜひ本書を読んで、自分の摂食障害に適切な治療を実践してみてください。

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