アドラー心理学における「横の関係」を築くと、「孤独」と「孤独感」を解消できる理由
をご紹介します。
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【アドラー心理学】「横の関係」とは

アドラー心理学における「横の関係」とは、「人それぞれ違いはあるけれど、みな対等」な関係のことです。「対等」というのは、「すべての人は同じように、尊い命や心を持っている」という意味。人と人の間に上下関係や優劣は存在しません。
たとえば仕事で上司と接するとき。
と考え、どんな指示にも無闇に従うのではなく、主張するべきことはきちんと主張します。
また子どもと接するときも
と考え、ほめたり叱ったりするのではなく、大人と同じ対等な存在として接します。
【アドラー心理学】「横の関係」を築くと「孤独」と「孤独感」を解消できる

アドラー心理学における「横の関係」を築くと、「孤独」と「孤独感」を解消できます。「孤独」とは親しいと思える人がいない状態のこと。一方「孤独感」とは、この世界を一人で生きているような感覚のことです。
ここで注意してほしいのが、「孤独」と「孤独感」は独立しているということ。「孤独」でなくても「孤独感」を感じている人もいますし、「孤独」でも「孤独感」を感じずに生きている人もいます。
それではさっそく
①「孤独」を解消できる理由
②「孤独感」を解消できる理由
の順にご紹介します。
①「孤独」を解消できる理由
「横の関係」を築くと「孤独」を解消できるのは、人間関係に深く踏み込みやすくなるからです。
もし「縦の関係」を築き、人を優劣や上下関係で判断すると、人間関係に深く踏み込めません。
たとえば友達と接するとき。
などと考えると、友達と深く関わる意欲は薄れるでしょう。
もちろん逆もありえます。
と考えると、関わることに気後れしてしまいます。
このように「縦の関係」を築くと、「自分と釣り合わない」と思う人とは付き合えなくなるので、「孤独」になりやすくなります。
すべての人と「横の関係」を築き、「人それぞれ違いはあるけれど、みな対等」と考えていれば、こうして「孤独」になることはありません。
②「孤独感」を解消できる理由
「横の関係」築くと「孤独感」を解消できる理由は2つあります。
第一に、①で前述したように、「孤独」を解消できるから。「孤独」でなくても「孤独感」を感じている人はいますが、基本的に「孤独」でなければ「孤独感」を感じる可能性は低くなります。
第二に、自分と相手を対等に見ると、心からつながっている感覚を味わえるから。
もし友達がいても
などと考ると、相手と心からつながっている感覚を味わえず、親しい人がいても「孤独感」を感じてしまいます。
「横の関係」を築けていれば
と考え、自分と相手を対等に見られるので、「孤独感」を感じることはありません。
【アドラー心理学】「横の関係」を築く以外で「孤独」と「孤独感」を解消する方法

以下の2つの記事で、「孤独感」を解消する方法を全部で18個紹介しました。


1番目の記事では、上手に「孤独感」に対処する方法を12個紹介しています。比較的簡単にできるものが多いので、「孤独感」で辛い思いをしている方は、ぜひ参考にしてください。
2番目の記事では、「孤独」でも「孤独感」を感じずに生きる方法を紹介しています。こちらは実践するのに少々時間と労力を要しますが、参考になる部分はあるかと思います。気になる方はぜひご覧ください。