しんどい「孤独感」に対処する12個の方法
をご紹介します。
Contents
しんどい「孤独感」に対処する12個の方法

はじめに「孤独」と「孤独感」の違いを明確にしておきます。
「孤独」とは、親しいと思える人がいない状態を指します。一方「孤独感」とは、この世界を一人で生きている感覚のこと。「孤独感」を感じるときは、通常「寂しい」という感情を伴います。

この前提をもとに、この記事では、しんどい「孤独感」を感じたときに有効な12個の方法をご紹介します。
①「孤独感」を感じる
②映画や小説、音楽の中に「孤独感」を見つける
③ジャーナリングをする
④脱フュージョンをする
⑤「現代は『孤独』でも生きていける」と考える
⑥「孤独」を一時的な状態として考える
⑦「孤独」のメリットに目を向ける
⑧すべての人と対等な関係を築く
⑨大切な人に自己開示や自己主張をする
⑩他者を敵ではなく仲間とみなす
⑪マッチングアプリを利用する
⑫「孤独感」を癒すサービスを利用する
さっそく順に見ていきましょう。
①「孤独感」を感じる
「孤独感」に対処するときに1番大切なのは、「寂しい」という感情をしっかり感じること。
人はネガティブな感情を悪い感情と捉え、抑えてしまいがちです。しかし抑えた感情は体に溶け込み、必ず心身に悪さをします。
ネガティブな感情も、「今の自分には何が足りていないのか」「自分は何を望んでいるのか」といったことを教えてくれる大切な感情。「孤独感」の場合は、人とのつながりを感じられていないことを教えてくれているのでしょう。
ですのでまずは、「寂しい」という感情を抑えずに、しっかり感じるよう意識してみてください。

②映画や小説、音楽の中に「孤独感」を見つける
映画や小説、音楽の中に、自分と同じ感情を見つけるのは、ネガティブな感情を感じるのに有効な方法の1つ。
以下の記事では、「孤独」や「孤独感」について歌った曲をたくさん紹介しました。

世の中にこれだけ多くの「孤独感」を歌った曲があるということは、それだけ「孤独感」が人間が感じる一般的な感情の1つであるということ。自分の感じ方が変ではないことに気付けますね。
③ジャーナリングをする
ジャーナリングは、自分の思考や感情をあるがままに見つめる瞑想法です。
やり方はとても簡単。
「いま感じている感情は…」という話題に続けて、頭に浮かんできたことを10分間紙に書き出すだけです。書き出すときに難しいことを考える必要もありません。途中で話題からそれてしまって構わないので、時間がくるまでペンを止めずに、頭に浮かんできたことをひたすら書き出し続けてください。もし書くことが浮かばなくなったら、「書くことがない…」などと書き出すといいでしょう。
ジャーナリングが「孤独感」の対処に有効な理由は2つあります。
1つ目は、「寂しい」という感情を抑えつけずに感じられるから。
①で前術した通り、「孤独感」に対処するうえで1番大切なのは、「寂しい」という感情を抑えつけずに感じることです。ジャーナリングでは頭に浮かんできたことをそのまま書き出すので、「寂しい」という感情を抑えつけずにすみます。
2つ目は、「孤独」で行き場を失った感情を、外に吐き出せるから。
「孤独」のデメリットの1つは、親しい人がいないために自分の感情を吐き出せず、モヤモヤを溜め込んでしまうことです。ジャーナリングで自分の感情を紙の上に解放してあげると、モヤモヤを溜め込まずにすむので、気分がすっきりするでしょう。

④脱フュージョンをする
人はネガティブな感情を感じると、その感情にとらわれ、自分を責め立ててしまいがちです。
たとえば「寂しい」という感情を感じたとき。
といった具合で、「寂しい」という感情をきっかけに、自分を責め立てる思考を繰り広げてしまいます。
脱フュージョンは、感情を客観視して自分から切り離し、上記のように感情にとらわれるのを防止するテクニックです。
ここでは、感情の脱フュージョンに有効な方法を3つ紹介します。
1つ目は、自分が感じた感情の強さに、10点満点で点数をつける方法。「いま自分は7点の寂しさを感じているなー」といった具合です。
2つ目は、自分が感じた感情をキャラクター化する方法。「いま自分の中に『寂しんぼちゃん』が居座ってるなー」といった具合です。
3つ目は、自分が感情を感じていることを客観視する方法。「いま自分の中に「寂しい」という感情が流れてるなー」といった具合です。
上記の方法で「寂しい」という感情を脱フュージョンをすると、感情を客観視して自分から切り離せるので、「寂しさ」にとらわれ、自己批判の思考に陥る可能性がグッと減ります。ぜひ自分に合った方法を選んで実践してみてください。
⑤「現代は『孤独』でも生きていける」と考える
原始人は集団から追い出されると、狼などの外敵に襲われたり、食糧を集められなかったりして、すぐに死んでしまう運命にありました。
そこで生物としての人間は、生き延びる可能性を上げるために、「孤独」を嫌悪し、「孤独感」を感じるよう脳をプログラムしたのです。「孤独感」を感じれば、集団から追い出されないための努力ができますからね。
しかしこのプログラム、現代ではさほど重要ではありません。集団に所属できなかったからといって、狼などの外敵に襲われることはありませんし、人々は十分につながっているので、生きるのに必要なものを一人で揃えられるからです。
「現代は『孤独』でも十分に生きていける」と考えれば、「孤独」を嫌悪する気持ちが和らぐため、「孤独感」も和らぐでしょう。
⑥「孤独」を一時的な状態として考える
世の中は無常です。この世のありとあらゆるものは、時間とともに変化しているため、絶対的な実在ではありません。
たとえば目の前のスマートフォンを構成する粒子は、絶えず現れては消えているため、1秒前のスマートフォンと、今のスマートフォンは別物です。人間の場合も同じ。細胞は絶えず入れ替わっているため、1秒前の自分と、今の自分は別人です。
何が言いたいのかというと、今の自分がすべてではないのだから、この先もずっと「孤独」である可能性は極めて低いということ。
特に①で前述したように、「寂しい」という感情をしっかり感じていれば、自ずと「孤独」を解消する努力ができるため、一生「孤独感」を感じる可能性も低くなります。
⑥で後述しますが、「孤独」にも様々なメリットがあるので、人生のほんのちょっとの間だけ、「孤独」に生きるのも悪くないのではないでしょうか?
⑦「孤独」のメリットに目を向ける
私たちはつい「孤独」の悪い面にばかり注目しがちですが、「孤独」にも以下のような様々なメリットがあります。
①自分と向き合う時間が増える
②物事を極められる
③趣味を楽しめる
④他者に依存しない幸せを得られる
⑤人の温かさを知れる
⑥人間関係のストレスが減る
⑦心を休められる
⑧あるがままの自分を生きられる
⑨孤独な人の気持ちがわかる
「孤独」のメリットに目を向けられれば、「孤独」を嫌悪する気持ちが和らぎ、同時に「孤独感」も和らぐでしょう。

⑧すべての人と対等な関係を築く
すべての人と対等な関係を築けないと、「孤独」になやすくなりますし、「孤独感」も感じやすくなります。
「すべての人と対等な関係を築く」というのは、人間関係を優劣や上下で判断せずに、それぞれが尊い命や心を持った対等な存在として接することです。言い換えると「すべての人と横の関係を築く」ということ。
すべての人と対等な関係を築けないと「孤独」になりやすいのは、人間関係に深く踏み込めないからです。
もしこれから深く関わりたいと思った相手がいたとしても、人間関係を縦で捉え、
と考えると、相手と接することに気後れしてしまうでしょう。
また
と考えると、相手と関わる意欲がなくなってしまうかもしれません。
仮に人間関係に踏み込めたとしても、「相手が自分をわかってくれない感覚」が強くなるので、「孤独感」も強くなります。
⑨大切な人に自己開示や自己主張をする
家族や恋人、友達のような、親しいと思える人がいるにも関わらず、「孤独感」を感じている人もいます。
1番の原因は、親しい人に対して自己開示や自己主張をして、自分の本心を話せていないから。本心を話せていないと、どれだけ親しい人がいても、自分を理解してもらえない感覚が強くなり、「孤独感」も強くなります。
逆に本心をしっかり話し、相手がそれ受け止めてくれれば、自分を丸ごと包み込んでもらったような感覚になるので、「孤独感」は大幅に和らぎます。
⑩他者を敵ではなく仲間とみなす
世の中には2種類の人が存在します。「基本的に他者は仲間である」と判断する人と、「基本的に他者は敵である」と判断する人です。
「基本的に他者は敵である」と判断してしまうのには、それなりの事情があります。
たとえば幼い頃から両親が不仲な家庭環境で育った場合、常に他者の喧嘩を目の当たりにするわけですから、「人は人を攻撃するものだ」という感覚を植えつけられ、他者を敵だと判断してしまうのも無理はありません。
「基本的に他者は敵である」と判断する人は、人間関係に深く踏み込むのが難しく、「孤独」に陥りやすいため、「孤独感」も感じやすいでしょう。
日頃から他者は仲間であることを意識し、「他者は敵である」と判断する脳の神経回路を、「他者は仲間である」と判断する神経回路に変えられれば、「孤独」が解消され、「孤独感」も和らぎます。

⑪マッチングアプリを利用する
マッチングアプリで他者と交流するのも、「孤独感」を解消するのに有効な方法の1つです。
ただし注意しなければならいのが、他者と交流をしても、「孤独感」を感じてしまうケースがあること。原因の1つは、⑧で前述したように、十分に自己主張や自己開示ができていないからです。自己主張や自己開示ができないと、他者と交流しても「誰も本当の自分をわかってくれない」という感覚が強くなるため、「孤独感」は増します。
ですのでマッチングアプリを利用するときは、十分に自己主張や自己開示をするよう、注意してください。
上記を守れそうな方には、CROSS ME(クロスミー)をおすすめします。CROSS ME(クロスミー)は、すれ違いを出会いのきっかけにするアプリで、マッチング率や実際に会える確率が高いのが特徴。無料でダウンロードできるので、ぜひ一度お試しください。
⑫「孤独感」を癒すサービスを利用する
様々な技術が発達したおかげで、近年では「孤独感」を癒してくれるサービスが徐々に増えてきています。
行き場のない気持ちを吐き出せる場所を提供しているサービス(いつでもおかえり)だったり、どんな気持ちも受け止めてくれる、温かい他人を提供しているサービス(rainy)だったり…
こうしたサービスが優れているのは、相手がどんな気持ちも受け止めてくれるため、自分の本心を話しやすい点にあります。
自分の本心を話し、受け止めてもらえれば、相手が自分を理解してくれたような感覚になれますし、自分の気持ちが変ではないことにも気付けるので、「孤独感」が和らぎます。
【おまけ】「孤独」でも「孤独感」を感じずに生きる6つの方法

世の中には親しいと思える人がいない「孤独」な状態でも、「孤独感」を感じずに生きている人が、ごく少数ではありますが存在します。
そこで以下の記事では、「孤独」でも「孤独感」を感じずに生きる方法を6つ紹介しました。
実践するのに時間と労力を要するものが多いですが、参考になる部分もあるかと思うので、気になる方はぜひご覧ください。

本文の⑪で紹介した通り、マッチングアプリで他者と交流するのは、しんどい孤独感を解消するのに有効な方法の1つです。
おすすめは、マッチング率や実際に会える確率が高いクロスミー。
無料でダウンロードできるので、ぜひ一度CROSS ME(クロスミー)をお試しください。