長めの仮眠をとるべきではない3つの理由
をご紹介します。
※この記事でいう「長めの仮眠」とは、
・ただ目を閉じるだけでなく、眠りにつこうとする仮眠
・長さが20分より長い仮眠
を指します。
Contents
長めの仮眠をとるべきではない3つの理由
長めの仮眠をとるべきではない理由は3つです。
①夜の睡眠の質が低下するから
②「布団では眠れない」という認知が定着してしまうから
③「眠らなくてはいけない」という焦りが大きくなるから
さっそく順に見ていきましょう。
※この記事でいう「長めの仮眠」とは
・ただ目を閉じるだけでなく、眠りにつこうとする仮眠
・長さが20分より長い仮眠
を指します。
①夜の睡眠の質が低下するから
皆さんも経験があるかもしれませんが、昼や夕方に長めの仮眠をとり、ぐっすり眠ってしまうと、夜に寝付きが悪くなり、睡眠の質が低下します。
実際に僕は、不眠症に苦しんでいた頃、足りない睡眠を補おうとして長めの仮眠をとっていたのですが、夜の睡眠の質が低下してしまい、結局朝まで眠れなかったということが何度もありました。
②「布団では眠れない」という認知が定着してしまうから
皆さんは長めの仮眠で眠りにつこうとしたのに、結局眠れず、長時間目を閉じているだけだったという経験はりませんか?
実はこの眠れないのに布団に横になって目を閉じるという行動は、不眠を悪化させる原因になります。
ベッドに入っても眠れない経験を繰り返すことで、脳が「ベッド=眠れない場所」と記憶してしまい、眠れないことが慢性化してしまう恐れがあります。「とりあえず横になる」のはやめましょう。
ほとんどの方は、しっかり眠りについて、足りない睡眠を補うことを目的に、長めの仮眠をとっているのではないでしょうか?
もしそうした目的で長めの仮眠をとったのにも関わらず、眠りにつけないと
という認知が脳に定着してしまうため、不眠が悪化してしまいます。
③「眠らなくてはいけない」という焦りが大きくなるから
皆さんにも、「眠らなきゃ」と焦れば焦るほど、かえって眠れなくなってしまったという経験があるのではないでしょうか?
実際に不眠症の患者さんは、「眠らなきゃ」と焦ったり、眠れないのに無理に眠ろうとしたりすることで、不眠の症状を悪化させているようです。
これについては下記の2つの動画がわかりやすいので、興味のある方はぜひご覧ください。
長めの仮眠でなかなか眠りにつけないと、「眠らなきゃ」という焦りがどんどん大きくなるので、不眠の症状が悪化してしまいます。
また長めの仮眠をとろうとすること自体が、「眠らなきゃ」という焦りの表れであり、こうし心理状態を抜け出さない限り、夜にぐっすり眠るのは難しいでしょう。
長めの仮眠を上手にとるコツ
長めの仮眠をとるべきではない3つの理由を紹介しましたが、長めの仮眠が完全に悪いものというわけではありません。
90分程度の仮眠を上手にとれれば、足りない睡眠を補えるため、より健康な心身で生活できます。
ここでは長めの仮眠を上手にとる2つのコツをご紹介します。
①15時くらいまでに長めの仮眠をとる
②「眠れない」と思ったら長めの仮眠をとるのをやめる
順に見ていきましょう。
①15時くらいまでに長めの仮眠をとる
前述した通り、長めの仮眠をとると、その日の夜の寝付きが悪くり、睡眠の質が下がってしまいます。
この問題を解消するために、なるべく早い時間に長めの仮眠をとるよう心掛けてください。人それぞれ生活リズムが違うため、個人差はありますが、15時くらいまでに長めの仮眠を終えるようすると良いでしょう。
仮眠のあと十分に覚醒すれば、寝るときにある程度の自然な眠気を感じるはずです。
②「眠れない」と思ったら長めの仮眠をとるのをやめる
眠れないのに長めの仮眠を取ろうとして、長時間布団に入っていると、「布団では眠れない」という認知が脳に定着してしまい、不眠が悪化します。
布団に入って15分ほど経っても眠れなかったら、いっそのこと布団から出てしまいましょう。
その日は眠くてしんどいかもしれませんが、「布団では眠れない」という認知が強くなることはありません。夜の寝付きが良くなり、睡眠の質が上がる可能性もあるでしょう。
生活習慣を見直し、長めの仮眠に頼らない睡眠ライフを目指す
いかがでしたか?
夜の寝付きを良くし、睡眠の質を上げるには、以下のような生活習慣を心掛けることも大切です。
・毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる
・朝起きたら太陽の光を浴びる
・適度な運動をする

夜にぐっすり眠って、長めの仮眠に頼らなくとも、快適に過ごせるような睡眠ライフを目指してみてください。