phaさんの著書『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』の内容と読んだ感想、おすすめの読者
をご紹介します。
Contents
pha著『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』の内容

『持たない幸福論』の内容は、大きく分けると2つです。
①phaさんの「持たない生き方」
②phaさんなりの居場所の作り方
順にご紹介します。
①phaさんの「持たない生き方」
第一章から第三章では、phaさんの「持たない生き方」を知れます。
具体的には以下の通り。
・働かない生き方(第一章)
・家族を作らない生き方(第二章)
・お金に縛られない生き方(第三章)
②phaさんの居場所の作り方
第四章では、「持たない生き方」を実践するなかで、phaさんがどのように居場所を作ってきたのかを知れます。
pha著『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』を読んだ感想
phaさんの著書『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』を読んだ感想は5つ。
①合わない場所からは逃げていい
②今の僕にとってお金を稼ぐことは大切
③アドラー心理学は幸せに生きるための最強の心理学である
④家族以外の複数のコミュニティに所属することは大切
⑤暗闇で光る満月を見てみたい
順にご紹介します。
①合わない場所からは逃げていい
家族だけが生き方じゃないし家族だけが人生の幸せじゃないので、害になるような悪い家族からはさっさと逃げても構わない。
引用:pha著『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』
上記の文章は、本書で僕が最も救われた文章です。
なぜなら今の僕は、家族から逃げるような生き方をしているから。
物心ついた頃から、両親は毎日のように口喧嘩をしていました。
中学のときに両親が離婚して以来、家族と普通に会話ができなくなり、居心地の悪さを感じた僕は、家族から逃げるように一人暮らしをすることに。
今でも家族とは普通に話せないので、「このままで大丈夫かな」と不安を感じることもあります。
しかし上記の文章を読んで、「合わない場所で無理して生きる必要はないんだ」ということを再認識でき、心がスッと軽くなりました。
家族との関係については、「このままで大丈夫かな」という不安がもっと強くなったときに、改善する努力をしていこうと思います。
そういう時期が訪れずに家族関係を改善できなかったとしても、それはそれで仕方ないと思っています。


②今の僕にとってお金を稼ぐことは大切
だいたい毎年の収入は100万円前後だろうか。日本の中でも低収入な方だろう。でもまあお金はあまりないけど、最低限生きてはいけるし、好きなことをやっていれば毎日は楽だし、仲間がいれば割と楽しいし、お金がなくてもちょっと工夫をすれば毎日の中で面白いことがたくさんできると思っている。
引用:pha著『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』
「お金がなくても幸せに生きていける」というphaさんの主張には完全に同意です。
散歩して季節の移り変わりを感じたり、本を読んだり。おいしいごはんを食べたり、好きな音楽を聴いたり…
そんな生活をしていれば、お金がなくてもそれなりに幸せに生きていけます。
しかし僕の場合、お金を稼いでやりたいこともたくさんあります。
好きなアーティストのライブに行ったり、人生で初めての海外旅行に行ったり…
今の生活もそれなりに楽しいけど、「お金を稼いだ先にもっと楽しくて幸せな生活があるかもしれない」と考えると、やっぱりお金を稼いでみたい気持ちが強くなります。
お金のある生活を一度も経験せずに人生を終えたくありません。
一度お金のある生活を経験してみて、「お金を稼いでもたいして幸せにはなれないな」と思ったら、無理してお金を稼がずに、のんびり生きる今の生活に戻っていいと思っています。
③アドラー心理学は幸せに生きるための最強の心理学である
僕の好きな心理学の1つに、アドラー心理学があります。
「アドラー心理学は、幸せに生きるための最強の心理学だ」と考えているのですが、『持たない幸福論』を読んだときもこのことを実感しました。
たとえば以下の文章。
違う世界に住んでいる他人の言うことは気にしなくていい
引用:pha著『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』
これはアドラー心理学の課題の分離に通ずるものがあります。
そしてまた以下の文章。
何か自分を取り囲んでいる世界に影響や変化を与えて、自分が世界に影響を与えられるという実感を得たい。
引用:pha著『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』
無理して社会的なことをしようとする必要はなくて、家とか部屋とか仲間うちといった自分のささやかな小さな世界を持つことで満足できたら、それで別に構わない。
引用:pha著『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』
アドラー心理学でも、幸福とは貢献感であると定義していて、貢献感は本人が主観的に感じられるのであればどんなものでもいいとしています。
僕はこの考え方に同意していて、最終的に人を幸せにするのは、お金でも物でも地位でもなく、他者への貢献なのではないかと思っています。
他の本を読んでいても、「これアドラー心理学と同じこと言ってるな」と思うことが多いので、アドラー心理学は幸せに生きるための最強の心理学だと考えています。
④家族以外のコミュニティに所属することは大切
これからの社会では家族以外の、家族で問題が起きたときに支えになったり頼りにできるような場所やつながりをそれぞれが持っていることが大事になるだろう。
引用:pha著『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』
前述したように、僕は家族の中に居場所を見つけられなかったので、家族以外の複数のコミュニティに所属するのは大切だと思います。
少し前までの僕は、所属してるコミュニティがバイトくらいしかなく、社会から孤立したような寂しさを感じていました。
「人間関係を築けない自分は、このさき生きていけるだろうか」と不安になることもしばしば。
しかし最近では、マッチングアプリで気の合う友達を見つけたり、Twitterでありのままの自分を受け入れてくれる場所を見つけたりして、精神が安定していくのを感じています。
これからもインターネットで発信したり、リアルで積極的に人と関わったりして、自分の居場所を作っていきたいと思います。
マッチングアプリは、気の合う友達を見つけるのうってつけのツールです。
おすすめはマッチング率や実際に会える確率が高いクロスミー。
異性と交流しながら自分の居場所を見つけたい方は、ぜひCROSS ME(クロスミー)を試してみてください。
⑤暗闇で光る満月を見てみたい
都会と田舎を行き来する生活について解説している部分に、こんな一説があります。
夜は外が本当に暗闇になって、満月のときは月明かりというものがこんなに明るかったんだということに気づく。
引用:pha著『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』
僕も暗闇の中で光る満月の明るさを見てみたいと思いました。
夜にふらっと散歩に出て、「月がきれいだなー」と幸せな気分になることはよくあります。
しかし僕が住んでいる東京は、街頭の光やビルの光で溢れていて、真っ暗闇の中で光る月を見ることができません。
都会の生活は確かに便利だけど、こうした真の自然に触れ合える機会が少ないのは残念だなと思います。
何かのきっかけで田舎に行ったときは、暗闇の中で光る満月を目に焼き付けてこようと思います。
pha著『持たない幸福論-働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない-』はどんな人におすすめか

『持たない幸福論』は、以下のような人におすすめです。
①自分の人生について考え直したい人
②社会のプレッシャーに押しつぶされてしまいそうな人
理由を順にご紹介します。
①自分の人生について考え直したい人
『持たない幸福論』を読むと、phaさんの「持たない生き方」と自分の生き方を比較し、自分の人生において大切なものは何なのかを考え直すことができます。
実際に僕は
・自分が人生を楽しむためには、どれくらいお金が必要なのか
・どんな仕事に就きたいのか
・家族との関わり方
・今後どのように人間関係を築いていきたいか
などなど、本当に多くのことを考え直すことができました。
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②社会のプレッシャーに押しつぶされてしまいそうな人
現代では
「大学を卒業したら就職しなければいけない」
「無理をしてでもお金を稼がなければならない」
「家族とは良好な関係を築かなければいけない」
といった世の中の常識にとらわれ、生きづらさを感じている方も多いのではないかと思います。
『持たない幸福論』は、そのような方に向けて、「世の中の常識に合わせ、自分にとって難しい生き方をする必要はない」ということを教えてくれます。